2025
07/02

坂本龍馬の歴史を追う「高知県立坂本龍馬記念館」

 

 

今回は、高知県立坂本龍馬記念館についてご紹介させていただきます。

企画展示やイベントの詳細についてもお知らせしていますので、是非ご覧ください。

歴史を追いながら、坂本龍馬のことをさらに深く知っていきましょう。

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

 

 

‐高知県立坂本龍馬記念館の歴史‐

 

高知県立坂本龍馬記念館は、近代日本の黎明に生涯を捧げた坂本龍馬の

業績を顕彰するために、平成3年(1991)11月に開館されました。

 

龍馬ファンが繰り返し訪れる施設として、また高知県の観光スポットのひとつとして

広く親しまれてきましたが、さらなる施設充実への対応で

平成28年秋から新館の建築と本館の改修が行われ、

明治維新150年にあたる平成30年4月に、新しい坂本龍馬記念館として生まれ変わりました。

 

 

‐坂本龍馬記念館とは‐

 

土佐に生まれた幕末の志士・坂本龍馬に関する資料を収集し、

わかりやすく展示するとともに、人柄や業績、考え方についても紹介されている記念館。

桂浜公園内に建ち、「海の見える・ぎゃらりい」「屋上展望」からは、太平洋の水平線を一望できます。

龍馬ファンのみならず、高知を訪れる多くの方々がご来館され、

さまざまな展示を通じて「龍馬スピリット」に触れ、その息吹を体感していただけます。

 

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

〇新館  龍馬と”心通わす”

 

新館には、龍馬を映像で紹介するシアターコーナー(1F)、

龍馬に関する資料を一堂に展示した常設展示室(2F)のほか、

ジョン万次郎展示室(2F)、企画展示室(2F)があります。

 

 

1.シアターコーナー 1F

 

 

シアターコーナーでは、まず映像で龍馬のことを学ぶことができます。

・龍馬の足音が聞こえる~土佐の幕末の英雄の原点を見る~(7分)

・坂本龍馬ミニ講座~龍馬って何をした人?~(4分)

のミニ映像が見られます。

 

 

 

2.常設展示室 2F

 

 

 

常設展示室では、坂本龍馬が書いた手紙を中心に

様々な資料が時系列で展示されています。

入口には名工・十二代酒井田柿右衛門の手によって製作された坂本龍馬像(昭和初期)が展示されています。

 

 

 

 

主に龍馬が書いた手紙を通して、龍馬の証言や経緯(いきさつ)、人柄

その時、龍馬はどういった行動をしてきたのかが紹介されており、

その当時の龍馬の様子や時代背景を読み取ることができます。

 

 

 

 

龍馬は、負傷療養のため鹿児島周辺の温泉に奥様のお龍と新婚旅行に訪れました。

龍馬は日本人で初めて新婚旅行に行ったと言われています。

上記画像は、その際、姉の乙女に宛てた手紙です。こちらはイラストも用いて詳細に書かれています。

 

このように、龍馬の考えや行動は手紙の中に生き生きと記されています。

新しい日本に対する思いや政策を真剣に綴った手紙、親しい友人や家族あての、

彼独特のユーモアあふれる手紙など、龍馬の人となりも見えてくるようです。

 

 

 

 

坂本龍馬の名言で有名な ” 日本を今一度せんたくいたし申候

の一文が見られる展示も。

 

龍馬記念館の常設展示では、龍馬の手紙の展示が多数あります。(真筆・複製含む)

 

歴史資料を大切に保管し、未来へ伝えていく使命を果たすため、

基本的に真筆書簡は、所蔵する14点の中から、2点を展示、2か月ごとに展示替えを行っているそうです。

 

 

 

 

龍馬のピストルと同型の実物。32口径6連発式で全長は27cm。

龍馬が持っていたピストルは寺田屋で伏見奉行所に襲われた時に捨ててきたため、現存していません。

 

 

 

 

 

” 暗殺現場にあった屏風と掛軸 ”

こちらは複製の展示となっております。

龍馬と中岡慎太郎が斬殺された部屋には、屏風と掛軸があり、飛び散った血痕がありました。

屏風は、絵や書簡、短冊など19点の貼交屏風で、猫と牡丹の絵には53滴の血痕がついています。

 

これらのような手紙、肖像写真や龍馬のものと同型のピストルなどの貴重な資料がご覧いただけます。

 

 

 

3.ジョン万次郎展示室  2F

 

 

龍馬と同じ高知出身のジョン万次郎展示室もお楽しみいただけます。

数奇な運命をたどり、我が国の近代化、国際化に大きく貢献した”ジョン・マン”の紹介がされています。

 

 

 

4.企画展示室  2F

 

 

!只今開催中!

収蔵品展「土佐藩京都藩邸史料」

 

龍馬記念館は、総数574点の土佐藩京都藩邸史料を所蔵されています。

このように各藩の藩邸史料がまとまって残存している例は少なく、

これらは幕末の土佐藩の様相を解き明かすための貴重な史料といえます。

 

この展示では、これらの史料の中から京都での治安維持に関するものを展示し、

京都に多くの志士が流入するに至った背景となる京都警衛に触れながら、

幕末の京都における治安維持の実態を追究されています。

 

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

〇本館  “龍馬と遊ぶ”

 

体験型の展示コーナー「幕末広場」(2F)が設けられています。

龍馬と同じ時代を生きた約130人の写真が並ぶ「幕末写真館」(B2F)もあります。

 

 

1.幕末広場 2F

 

 

 

幕末広場では、このようにイラストを用いたパネル展示や復元模型などの体験型展示を通して、

子どもや学生も楽しみながら、龍馬について学ぶことができます。

 

高知を代表するフィギュア製作会社、海洋堂製作の坂本龍馬のフィギュア、

高知新聞連載「きんこん土佐日記」の作者、村岡マサヒロ氏作画の龍馬パネルなどの

子どもから大人まで楽しめる写真スポットも。

 

 

 

 

  ” 龍馬記念館のために高知県を代表する漫画家6氏が描いた龍馬 ”

龍馬生誕150年の前年(1984年)、龍馬記念館の建設を目指して募金活動をはじめられました。

その趣旨に賛同してくださった、やなせたかし氏をはじめ高知県を代表とする漫画家6氏は、

それぞれの個性を生かした龍馬作品を描き、テレホンカードとしての販売と

収益を募金に充てる許可をくださったそうです。

 

 

 

 

龍馬と中岡慎太郎が暗殺された近江屋を復元。

古写真や見取り図を基に復元されたもので、細部まで表現されたジオラマも展示されています。

 

 

 

 

船をモチーフにした展示やオブジェがあり、写真撮影スポットとして人気です。

 

 

 

2.海の見える・ぎゃらりい 2F/休憩コーナー 中2F

 

 

海の見える・ぎゃらりいでは、

様々な企画がされ、特別展示などを行っております。

広くて大きな窓から一望できる海はとても眺めが良く隠れ人気スポットです。

太平洋を一望できる空間そのものが展示物の場所といえるでしょう。

中2階には自動販売機もあるので、海を見ながら一息できます。

 

 

 

4.幕末写真館 B2F

 

 

幕末写真館では、坂本龍馬に関連のある人物が写真で紹介されています。

幕末は写真が登場した時代。その当時の人々の様相がよりリアルに感じられます。

 

ほぼ等身大の龍馬との記念写真を撮ることができるスポットもご用意。

是非、地下2階の幕末写真館まで足を踏み入れていただきたいです。

 

 

 

5.ミュージアムショップ 1F

 

 

ミュージアムショップでは、オリジナル龍馬Tシャツやトートバッグ、缶バッチなど

龍馬にちなんだグッズ、坂本龍馬記念館でしか手に入らない物など種類豊富に取り揃えられています。

 

龍馬記念館で龍馬のことを沢山学んだ後は、ミュージアムショップで

お気に入りの龍馬グッズを探して、記念に、思い出にお買い物してみるのも良いですね。

 

 

 

シェイクハンド龍馬像 

 

 

出口に、シェイクハンド龍馬との写真スポットも!

ぜひ、展示をご覧になった後は

思い出に龍馬さんと手を握って写真を撮ってみてくださいね。

 

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

★イベント情報★

 

坂本龍馬生誕190周年企画

タイムカプセル郵便 龍馬へ贈る手紙 -一筆啓上仕候-

 

あなたの心に描く坂本龍馬に宛てて、皆様のメッセージをしたためてください。

メッセージは10年間、坂本龍馬記念館の「タイムカプセル・時の階段」で保管し

龍馬生誕200年の令和17年11月15日に開封されます。

 

 

【参加方法】

1.本館1Fミュージアムショップで「専用ポストカード」を購入

2.・ポストカード表面=返送先の住所、氏名を記入

(返送先はご本人様や、ご家族ご友人あてOK)

・ポストカード裏面=メッセージを記入

・参加申込書を記入

3.本館1Fミュージアムショップの投函箱に【参加申込書】と【ポストカード】を入れる。

(お預かり証はお客様の控えとしてお手元でお持ちください。)

↪10年後 2035年11月15日にタイムカプセルが開封されポストカードが返送されます。

 

〈募集期間〉2025年5月27日~11月15日

〈参加費〉350円(税込)

 

※専用ポストカードは通信販売からもお買い求め可

※通信販売又は、ご自宅に帰ってから応募される場合は、【参加申込書】と

【ポストカード】を封書で下記までお送りください。(送料お客様負担)

 

―――――――――――――――――――――――――

送信先:〒781-0262 高知県高知市浦戸城山830番地

高知県立坂本龍馬記念館「龍馬へ贈る手紙」係

―――――――――――――――――――――――――

 

〖応募者プレゼント〗

・トートバッグ賞(抽選で33名様)

・オリジナル名刺賞(〃)

・ラジオ 海の見える窓から賞(〃)

当選者は、プレゼントの発送、ラジオの放送をもってお知らせされます。

 

【※詳細は、坂本龍馬記念館までお問い合わせください。】

高知県立坂本龍馬記念館 HP  :  https://ryoma-kinenkan.jp/

 

 

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

 

 

いかがでしたか?

高知県立坂本龍馬記念館に少しでも興味を持ち、

行ってみたいと思って下さる方が一人でも増えて下さると嬉しいです!

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

次回の桂浜公園公式ブログもお楽しみに~。